岡田斗司夫氏の動画よく見てます。
わかるーという色々なものあります。
普段自分がどんだけ心のうちを言語化出来ていないかショックうけますね。
文章化することが生業だと言っていたのでプロフェッショナルと比べても仕方ないのでしょうが。。
そこで流しで聴いていて、とある動画で、まどかマギカは女の子の殻を被った男の復讐の話だと言っていたので。
そこについては、ん?んんん??
となりました。
あくまでオタクの一意見ですが。
制作サイドは、男女どんな人が考えているかは知りませんが、キャラの心情は、思春期の女の子をよく表していると思いますよ。(アニメキャラ的表現はおいといて)
動画の中で、岡田氏は名前は出してなかったけど、「本来なら恋敵の同級生に向かうべき復讐心を世界を敵にするところが男っぽい」
みたいに言ってたので、美樹さやかの事を指していたのだと思いますが。
さやかは、世界憎しになったわけでは、ないと思うんですよね。
あすいません。散々考察され尽くしていると思うし、公式の見解もどっかにあるのかもしれませんし、自分が見てて思っただけの意見です。
ソースがあったら教えてください!だとしたら間違えているのは自分なので。
さやかは、正義感が強すぎて、正しいことこそ良しという信条で生きてきた人なのでしょう。
それゆえ理解されない事も、敵を作ることもたくさんあるでしょう。現に杏子と食い違って衝突しています。
杏子が、その考えは身を滅ぼすって忠告してますね。
正義感が強い事はまあ、間違いではないですが。
だからと言って、さやかも子供だし人間だし、行動や言動が全部正しいわけではないですね。
正しさを妄信した故に世界を救う魔法少女にもなり、好きな人を救い、告白の抜け駆けは卑怯だとしてしなかった。
その結果、好きな人はあけみに行ってしまったわけですが。
仕方ないから世界を救うだけの魔法少女頑張ろう。
とはなれなかった。
魔法少女の仕組みは思ったより綺麗なものじゃなかったし(この辺はより絶望に向かうための布石感はありますが)まどかは口しか出さなくてイライラさせるし。
ただその暗い気持に気付いてしまうと、自分は好きな人を振り向かせたくて私欲100%で魔法を使ったみたいになるし、その好きな人に身も心も捧げたのに報われないし、好きな人がいなくなったからって魔法少女の使命を直向きに進めない自分も許せないし、親友に憎悪してる自分の心にも反吐が出るし、まどかに八つ当たりしてるのも嫌だし、心底からぶつかった杏子の言ってる事も今になれば理解出来て、自分が情けないし悔しいし。
もーーーーー
とにかく心中めっちゃくちゃでしょう。
ホストの会話自体は、気にする内容ではなかったかもしれないけど、さしずめトドメ。
人間の馬鹿さ=自分の愚かさ=世界は思ってたより醜い
魔女化したのは、さやかからすれば、自殺。
自暴自棄。
すべてに復讐してやりたいとか、そんな気持ちも少なからずあったかもしれないけど、曲がった事が嫌いなさやかは、憎い人に危害を加えてやりたいとか、全部ぶっ壊してやる!とか、もう死んでやる!とか、それよりは、もう全部どうでもいーーやーーって、絶望。
だから男らしい復讐の形だな、という岡田氏の見方よりかは、性格の問題ではないかと。
上手いのが杏子で、一度小さい頃に、絶望して、でも魔女化をなんとか乗り越えた。(んだと思う。作中のエピソードを聞いてる分には)
そこはもともとの性質のちがいだから、さやかが正しいとか杏子が正しいとかって事じゃないと思うんだけど。
いっさいの見返りを期待しない異性愛なんて、普通の人間には難しいでしょう。ましてや中学生の子に。
だからさやかは、人間臭いとこ、いいなあって思ってます。