たまにかく

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まどマギ:まどかとほむらの考察

散々外出だろうと思いますが、まどかマギカはせっかく最初から一応見れてる数少ない作品だし、考えた事を書き連ねてみたいと思います。

小難しい事は言わずに推測してみたいと思います。

ほんと、色々読み漁ったわけではないのでもう公式のコメントとかあると思うけど、本編だけ見た勝手な推測ですので。



もはや主人公のほむらさんね。

内気で虚弱だった頃は将来になんの願望もなく、夢もない。

転校でますます自信をなくして、自殺すら脳裏をよぎる程(魔女に憑かれたのもあるけど)追い込まれてる所に、キラッキラの魔法少女が現れたもんだから目に光が宿ったわけですね。

何故まどかとマミさんと同時に出会ったのにまどかに惹かれたかは多分、同じ年なのに自分と全然違うって比べての事もあるけど、単純に言えばきゃぴきゃぴ懐いてくれるから嬉しかったんでしょうな…!

あとほむらが陰ならまどかは陽。マミさんはどちらかと言えば陰寄りだからウマが合わないんだと。性格が暗いってわけじゃなくて、救いを求めてる側の人間だから同じ匂いを感じとってしまったというか。タチとネコならネコ同士じゃ意味ない!というか…!

叛逆でその辺言ってたね。

ちなみにさやかは本編では陽だと思う。杏子も陽で陰。

さやかは叛逆で陽と陰。


キュウべえに願った時点では彼女を救うことがこんな長いミッションになるとは思わなかっただろうに。

そして何度目かのループでまどかと約束してしまうわけだけどその頃にはまどかへの感情もだいぶ完成系になっています。同時に魔法少女の仕組みも完全に理解した。

ほむらからすればまどかと一緒に居られるならこういう最期でもまあいいやと思えたんでしょう。

そこでまどかがうんと言えばほむらは救われたんだけど違った!


ほむらの事を第一に思っていたらほむらと魔女になってエンドでしょう。

でもまどかにとってほむらは大事な友達のうちの1人でしかない。

そして魔法少女という共同作業者の枠を出ない。

魔女になって大勢の一般の人に迷惑かけたくない、を選んだ。

「トロッコ問題」に置き換えれば迷わず5人を助けると言ったわけだ。もう片方の1人がほむらだとも考えずに。

魔法少女にならない結末にしてもらったとしても、ワルプルギスはなくならないし、魔法少女のままのほむらはいつか魔女化する。

けどあの今際の時にそんなアレコレ考えられるはずもない。ほむら(視聴者)からすれば何回も繰り返した日々の最期に出した答えだけどまどかは一回の人生の最期の瞬間に思った事を言っただけ。ほむらがまどかを守りたいとキュウべえに願った時と同じようにまどかもほむらにお願いしたに過ぎない。きっとすぐ終わるはずの事だった。

まどかはほむらに生身の人間でありながら約束という呪いをかけてしまうんだから罪深い…。

まどかは陽の人間。だけど完璧な人間というわけではない。


そしてほむらはほむらでまどかが大事なのは勿論だけどおそらく性格は完璧主義者。


約束を覚えているのは自分だけで、ループした先々のまどかは約束したまどかとは言わば別人。

辛ければいつブッチしても本当は構わないんです。

けどそれだけは許せない。そんな事したらきっと自分を許せなくなるんですね。

それに諦めたら大事な友達を救えなかったという思いを抱えたまま魔女になるのは怖いという漠然とした恐怖もあるはず。


だってまどかは円環の理になってエンドだった。これはこれである意味幸せか、と結論を出したのにほむらが叛逆で否定してしまったんだから大変。

本編のまどかはほむらの気持ちがわかったとは言ってるけど、恐らく停止した14歳の思考のままだから本質まではわからない。

叛逆でほむらを迎えに行ってそこでほむらも救えて、まどかは幸せなはずだ。

でもほむらが考えるまどかの幸せは魔法少女が存在しない世界でただの人としての生を全うする事なんだと自分で決めつけた。

守りたいのはマジで身体から生活からとにかく全部ってそんな約束してないけどほむらが途中から自分で作り上げた行動理念に固執してるというか…。

願いはまどかを守りたい。だから間違ってはいないけど、まどかからすればちょーっと有り難迷惑感は拭えない。いや、まどかは迷惑だなんて思わないだろうが困惑はする。

それを知ったからこそ本編の決断があったんだろうけどね。


まあ、そうさせてしまったのもまどかだけどほむらが勝手にやってる部分も否めない。


だからほむらが一番大事なのはまどかじゃなくて本当は自分自身。

叛逆でこれは愛だって言ってるけどまだ言い聞かせてる。


ほむらの救いはまどかがほむら以外の誰かを一番にしてない事だよね。

もしまどかが博愛主義じゃなくなったらひとみと恋人になった上条くんと同じだ。

多分だけどほむらはすぐ魔女になる笑

だから、ほむらの「トロッコ問題」はまどかの為ならいつでも迷わず5人を轢ける非情さがある。


無償の愛じゃない愛はやっぱり自己愛でしかないよ…。

それで苦しんださやかは一旦死んで←今は吹っ切れたんでしょう。

杏子の存在もあったからかもしれないけどそれはあまり関係なさそう。
杏子はほむらがまどかに抱くようにさやかに固執しそうな素質はあるけど生来の思想がしっかりしてるほうだからそうもならなそうですね。

ほむらとまどかの思考は綺麗に陰と陽を表してるように思う。

まどかも結末だけ知れたのならほむらの事を考えた決断も出来るんだろうけどそりゃムリだ。まどかは一つの時間軸で生きてきただけなんだから。

けど円環の理になった時間軸でそこに考えが到れた事もある意味凄い。

レバーをひかず自分が盾になってトロッコをとめたわけだ。

「とにかく人の役に立てれば」って理念があるまどかならまあ不可能じゃなかったのかと。

さやかは上手くやれなかった陽だけどまどかは上手くいった陽かな。

まどかだって魔女に転じる危うさはないわけじゃないだろうけど。

「皆んなの為に」って言い方は便利だね。

例えほむらちゃんが救われるならって願ったとしたら、ほむらはそん時は嬉しいだろうけど、守られてしまった!気使わせてまで!と納得出来ないんだろうな。

うーん負のスパイラル。

どこまでも交わらない2人。


ひたすら片想いのほむらと重すぎる思いを抱かせた事に気付かないまどか。


まだ次回の映画は未公開なのでわかりませんが、叛逆で皆んなに救われたはずのほむらが「違うんだよー!」と駄々こねたので今度こそ真の意味で救われるといいスね…。

まどかとちゃんと話し合ってくれ!


頻繁に使った陰陽だけど細かく言うのが大変だから置き換えました。

あと実際のトロッコ問題は多数の為に1人を犠牲にするかというものでちょっと違います